永松氏「クラウド見て聞きある記」コラム50回突破記念インタビュー

2014年6月12日

ビープラッツが運営するクラウド専門サイト『クラウドニュース(cloudnews)』に、「クラウド見て聞きある記」として、クラウドやITの関連セミナーやイベントに参加して見聞きした内容を《参加者目線》でコラムとしてご寄稿いただいております「HNコンサルティング代表 永松秀通(ながまつひでみち)」氏に、コラム50回を記念してお話をお伺いいたしました。

 

永松氏

 

 

【藤田】 

クラウドニュース(cloudnews)』に、いつもコラムをご寄稿いただいており有難うございます。2013年2月からなので早いもので1年以上が経ちました。
いつも永松さんのコラムを楽しみに拝見しています。

 

【永松さん】

IT業界、特にクラウドに関しては、業界の動きが活発であるので、新しい情報を以前からセミナーやイベントで得ていました。地方の方などは東京のセミナーなどには、なかなか参加できないことも多いと思いますので、参加者の立場で気になったポイントをお伝えできればと思って続けています。
サービスや商品の内容はWeb等を通して、いつでも情報が得られるかと思いますので、セミナーやイベントを開催されている会社の勢いや、参加者の興味など、少しでも「その場の空気」のようなものが伝わればと思っています。

 


【藤田】

今回50回目となりますので、月に平均3件ぐらいのコラムを投稿いただいていますが、その「空気」感というところで印象に残っているセミナーやイベントなどはありますか?

 

【永松さん】

やはり、外資系の企業のイベントは、参加者を飽きさせないというか、垢ぬけているというか、イベントの意味を良く理解して、演出されていると思います。

特に、セールスフォース(Salesforce)社のイベントは、マークベニオフCEOの講演も、いつも内容の素晴らしさやプレゼンテ-ションの技術もあって引きこまれますし、XジャパンのYoshikiさんがゲストとしてパフォーマンスがあったり、といった具合に、盛り上げ方もすばらしいので、参加者が10,000人以上に及ぶというのも良く分かります。

そういう演出を含めて、イベントなどによって圧倒的に認知度の向上などがあがることはもちろんですが、「企業の勢い」を参加者全員が会社に持ち帰るというのが、その後のビジネスに良い影響を与えると思います。

やはり、次回も参加しようと思わせることが大切だと思います。

 


【藤田】

最近のコラムに、日本のベンダーが元気がない、というような内容があったかに思いましたが、
どのようなお考えですか?

 

【永松さん】

日系の企業でも、社長が明確に戦略と目標を示して全社一丸となって向かっている企業は面白く元気に感じますよね。

個人的に元気が良いように感じる日系の企業は、サイボウズ㈱や、インフォテリア㈱や、㈱システムインテグレータ、ウンングア-ク1st㈱などです。

どの会社も社長自らが、戦略や目標をきちんと提示して、社員も実現に向けて仕事をしています。
一方、私が以前働いていたIT企業を含めて、大手のIT企業の元気が少し足りないように感じています。

展示会やフォ-ラム等に参加して見ても、一例としてAWS(アマゾン)の後追いの戦略や周辺の事業になっているようなものが多いし、何をやりたいか明確なメッセ-ジが伝わってこない会社が多いように思っています。  

 

永松氏
 

【藤田】

永松さんは「一般社団法人 ICT経営パートナーズ協会(ICTM-P)」の中核メンバーとしてもご活躍されていて、中小企業のクラウド活用支援活動などにも注力されているとお聞きしていますが、現状はいかがでしょうか?

 

【永松さん】

現在、ICTM-Pの中の「モバイル・クラウド活用推進分科会」で活動していますが、米国等に比べ日本での中小企業へのクラウドの普及は、芳しくないのが現状と捉えています。

その原因としては幾つか考えられますが、一つの例として、よく言われるように米国と日本の企業の仕組みの違いがあると思っています。米国ではユ-ザ企業自身がシステム担当者(SE)を抱えていますが、日本の中小企業のほとんどは、システムの担当者(SE)がいないというのが現状です。そのために結果として、システムのことは、IT販売店やシステムインテグレータにすべてお任せという状況です。このIT販売店やシステムインテグレータは、新しいクラウドやSaaSサービスを提案するよりも、変化のない、これまでどおりの会計パッケージや販売管理のパッケージを販売し保守などで安定的なビジネスを行いたいという形式から変わっていないということかと思います。

そのためにエンドユーザ側の企業は、新しいクラウドやSaaSサービスの恩恵を受けるチャンスが無いというのが実態です。

然しながら、経営者がITに理解があり積極的に取り組む中小企業や、スタートアップやベンチャー企業などでは、クラウドの活用状況は違っており、クラウド活用推進の兆しは出て来ているため、今後この動きは益々加速して行くものと思っています。 もともとこれまでにパッケージソフトを買ったりするということがないなどの理由で、クラウドやSaaSサービス(無料のサービスも含めて)をはじめから利用するということで、自然と普及が始まっているということも言えます。

ICTM-Pでは、日本の中小企業の底上げのためにも、IT販売店やシステムインテグレータが、「クラウドブローカー」(お客様が指定した商材を再販する)ではなく、「クラウドコーディネーター」(お客様の状況把握し、適した商材を提案する)として、お客様の立場でコーディネートできることを推奨しており、啓蒙活動や人材育成支援等の活動をしています。

また、クラウド対応のパッケージやSaaSサ-ビス等の登録・検索・評価等を可能とするマ-ケットデータベースが重要になり、ビ-プラッツ㈱さんと連携し、新しいデータベースの在り方等を模索しています。

 


【藤田】

そうですね。中小企業や地方企業にとっては、売り手も買い手の両方にとって、もっといろいろな形での情報提供が必要ですね。コラムはもちろんですが、ICTM-Pさんの活動などを通してもの情報発信にも期待しています。

 

【永松さん】

コラムは、あまり力まずに、自然体で感じたことなどを発信していきますね。

 

【藤田】

永松さん、ありがとうございます。これからも宜しくお願いします。

以 上

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